たまにはまともな内容をアップしてみるか

昨日、勉強会があったので、Lemmon, Roberts, and Zender, 2008 Back to the beggining: Persistence and the cross-section of corporate capital structure, Journal of Finance.を読んだ。

内容は、資本構成の決定するものとして、これまではクロスセクションでの変数(MB-ratioやAsset)しか見てこなかったけど、``時間に不変の何か''が大事なんだよというもの。ただ、それが何かは書かれていない。

見せ方として良いなとおもったのは、推定結果のパラメタを、全て標準偏差で割り込んだ値にして掲載していること。経済的有意性って結局、説明変数の単位によって異なるので、解釈が難しいんですよね。
あと、標準偏差で割ることによって、変数間でのインパクトの比較がよりやり易くなるというのもメリットのよう。ただ余り見かけない方法なので、どの程度有用なのかは分かりませんが。。
あ、推定方法はfixed-effectのpanel OLSでした。