フォルダ操作
たとえば、c:\data\hoge.dtaというファイルをStataのコマンド・ラインから開くには、2つの方法があります。
(1)そのまま、C:\data\hoge.dtaと打つ。
(2)C:\dataというフォルダに移動してから、hoge.dtaと打つ。
hoge.dtaという名前のファイルを使いたいときには、そのファイルが入っているフォルダに移動していないといけない。(あたりまえ!と言われるかもしれないですが、先日、C:\dataにあるファイルを開くべきなのに、C:\に移動して必死に"hoge.dta"と打っている後輩の姿を見て、世の中ってこんなもんなんだと感じた訳なんですよ。)
いま、どこのフォルダに居るか(カレントディレクトリ)は、画面の左下に表示されている。
移動の仕方など、フォルダ操作については、知っておくといろいろと便利なんですが、あまり書かれていない気がするので、よく使うものだけ、列挙してみます。ほとんどが、Windowsのコマンドプロンプトと同じ。
- cd
あとにディレクトリの場所を指定することでディレクトリの移動を行える。
cd c:\hoge
で、c:\hogeに移動。
なお、cd..で、1つ上の階層のディレクトリに移動できる。
また、cdだけだと、カレントディレクトリが返ってくる。
データファイルや、分析結果/グラフファイルが一つのフォルダにあふれているときなんかは、別のフォルダに分けた方がよい。そのとき、Stata上だけで二つのフォルダを移動するにはこのコマンドをdoファイル中の適当な場所に入れておけばよい。
- mkdir
ディレクトリの作成
- dir(lsでも可能)
カレントディレクトリの内容を表示。
ファイル名の正確な名前を忘れたときなんかはこれで。
その他、ファイル関連やシステム関連でよく使うコマンドとしては、例えば、
- erase
ファイルを消去
- winexec
コマンドプロンプトを操作。
たとえば、
winexec notepad hoge.do
とすれば、メモ帳でhoge.do名前のついたファイルが開く。
以前紹介した、Stataで秀丸を使う方法は、これをadoファイルにしたもの。
たぶんこの辺りまで分かっていれば便利。