outreg2コマンドで結果を掲載する時に、変数名をこなれた感じにする。
デフォルトだとoutreg2で出力される結果には変数名がそのまま使われます。ただ、それだと空白が使えないだとかカッコなどの記号が使いないことから、ややかっこ悪くなります。私は表中の変数名を分かりやすいものに書き換える作業をしていたのですが、やや煩雑であることから別の方法が無いかと思って探したのが以下の方法。
outreg2コマンドにlabelオプションを付ける。
Stataにデフォルトで入っているauto.dtaを使って説明します。
被説明変数はprice、説明変数はmpg, weight, lengthです。すると以下の様になります。excelオプションを付けた結果を貼り付けています。
(1) | |
VARIABLES | price |
mpg | -86.79 |
(83.94) | |
weight | 4.365*** |
(1.167) | |
length | -104.9** |
(39.72) | |
Constant | 14,542** |
(5,891) | |
Observations | 74 |
R-squared | 0.357 |
ここでoutreg2にlebel オプションを付けると以下のようになります。
(1) | |
VARIABLES | Price |
Mileage (mpg) | -86.79 |
(83.94) | |
Weight (lbs.) | 4.365*** |
(1.167) | |
Length (in.) | -104.9** |
(39.72) | |
Constant | 14,542** |
(5,891) | |
Observations | 74 |
R-squared | 0.357 |
うん、見やすい。コードは以下の通り
sysuse auto, clear
reg mpg price weight length
outreg2 using hoge, replace label excel
shell hoge.xml
変数ラベルを利用する
labelオプションを付けると、それぞれの変数のラベルを変数名の代わりに掲示することができます。変数ラベルは
label variable var_name "hogehoge"
で指定することができます。var_nameが変数名、hogehogeがラベルです。ラベルには空白も記号も使うことができます。
どのようなラベルがついているかはdescribeコマンドで確認できます。
これでltassetのような、著者にしか判別できない暗号のような変数名ではなくて、ln(Total Assets)といった比較的まともな変数名を付けることができますね。
なおStata 13では変数名を日本語で表示できませんでした。14を持ってないのでだれか試してみて下さい。